2010/03/30

まだ 旅の途上にいる

久しぶりに
Youtubeで星野道夫「星のような物語」を見ました

アラスカに来る遠い昔から
星野さんのことは写真集を見て知っていた
本屋で立ち読みした一説に
一瞬で心を奪われた

それ以来、北極圏が好きだ

「アラスカ」というブランドに惹かれて
集ってくる人はたくさんいる

大自然に魅せられて
人との関わりを捨てて
ゴールドラッシュを夢見て
アウトドア生活に憧れて

いろんな事情があるのだろうが
何かを求めてくる人々
だけど
時々この自由さと広大さと自然の厳しさに参ってしまいそうになります

そんなとき
星野さんの遺した言葉を想い出すのでした


「冬をしっかり越さない限り 春をしっかり感じることは出来ない
 それは 幸福と不幸のあり方に似ている」


この言葉は旅行なんかでなく
アラスカで暮らしてみて初めてわかる言葉だ

身にしみて春が嬉しいこの季節
本当に冬は長く、この暗闇に光を探しながら生きているようだった


アラスカ生活が辛いとき
いつも私には寄り添ってくれる人がいる
笑い合える友達がいる

そういったこともすべて
ここに来た私の人生に用意されていた
冬であり
春なのだ


夫が好きな星野さんの言葉

「そこに在ると想えるだけで 心が豊かになる自然である」


アラスカが似合うような大きな人になりたい


去年、
星野さんの奥様、直子さんにはお会いすることが出来た

星野さんが今も生きていたなら
きっとこのフェアバンクスで
お会いすることが出来ただろうに


それだけがただただ
残念です

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