2010/11/04

Sewardへの旅1/4

*10月29日

夫が締め切り前の論文を必死に片付けたあと、
ハロウィンに盛り上がる周囲に後ろ髪を引かれるようにして
目指すキーナイ半島に向け、大雪降るフェアバンクスをあとにしました

キーナイ半島の南、今回は

フェアバンクス〜デナリ〜ワシラ〜アンカレジ(パークスハイウェイ573キロ)を経て
アンカレジ〜ガードウッド(アリエスカ)〜ポーテージ〜ムースパス〜スワード(スワードハイウェイ204キロ)へと向かう

夏期は楽しい南アラスカ
(日本ではオーロラがメインかもしれないが、遊ぶなら夏の方が豊富だ)

だけどこの11月にはツアーも終わり、お店も閉まり、大概のお楽しみは眠っている
カヌー、釣り、ハイキング、キャンプ、氷河クルーズ、野生動物ウォッチングなどなど
アラスカのほとんどのアクティビティは「夏」

きっとどこも真っ白なだけ・・・

それでも「行きたい」と想った


そんなわけで、仕事のあとだったので午後2時過ぎの出発
こんな日に限って大雪に見舞われる我が家だ(でも嬉しい)



フェアバンクス〜ネナナ〜ヒーリー〜デナリ〜キャントウェル

ここまでは何度も行き慣れた道のりで雪道もなんとかまあまあ・・・

なんて想っていたが、この日の雪はかなり水気を含んでいたため
タイヤが轍の氷水に取られて滑りまくる
他の車たちも減速し、慎重に運転している

今回の旅はこの「水気を含んだ雪」に非常に悩まされる事になった
フェアバンクスの雪は凍っていてパウダースノーなので、
こうしたグジャッグジャな水雪は慣れていないため、怖く感じた

すでに闇の午後7時半、デナリに住むCさんご夫婦宅に到着
ここはフェアバンクスからは5時間、アンカレッジからも
最寄りのワシラからもかなり離れている

東京出身のCさんとお会いするたびに想うが

「なんでこんな何もないところに住んで居るの〜???」




あまりの積雪にパークスHwyまで除雪車でお出迎えしてくれたCさん

普通の4駆でもここはかなり厳しい登り坂
その上にCさん宅がある
車は置いて行き、この除雪車でお家まで昇って行った

私たちがお世話になったVIP室
前に来た時には、まだ板張りだったが、
今回は綺麗にほかほかの絨毯が敷かれていた

お風呂は露天、トイレは基本アウトハウスでね(外)



ここはもちろん、電気も水道もありません
すべて自家発電、水も近くで汲んで来る生活
ゴミも無闇に出しません

上の部屋へあがって行くとソファが増えてる!
今年初めての暖炉が灯されたそうで、部屋全体がほわーっとしてとても暖かい!




これぞ憧れのログハウスの世界だ
ここまで創るのにはさぞ大変だった事でしょう
そんなことを想っていると、いい薫りでおもてなししてくださる奥様のMさん



ズッキーニのアーモンドペースト和え(真似したい絶品)

そして鮭鍋は味噌ベースでコーンたっぷり





レッド!艶やかで目にも美味しい
Mさんはマクロビオテックの勉強をされていたので
食品にはこだわりをお持ちであり、Cさんへの愛情から
材料が手に入らないこんなに大変な場所で、日々一生懸命お料理されているらしい
本当に愛情感じる一品一品なのだ

おふたりとも翌々日からはお仕事のため日本に帰国されるとのこと
その間にベトナムへも行かれるそうだ
そんな多忙なときにおもてなししてくださって、感謝です


翌朝、外の雪明かりに照らされたお部屋
素人の手作りとは想えないほど、重厚な造りなのがよくわかります



オートミールの朝ご飯
と言ったら、牛乳にお砂糖・・・



・・・ではなくMさんこだわりの「オートミール味噌雑炊」
玄米のお味噌と、ネギと生姜でいただきます(ホント身体が温まる)
懐かしいお味でした^^



食事中はディスカッション
日本について、食事について、最近の若者について(学生さんがこちらでお手伝いされているので)
次々、話題は尽きません
Cさんは頭もきれてお人柄もいい
ちゃんとご自分の考えを持っていらっしゃると同時に、
何でも自分で造り上げる力があるのに、人の意見もちゃんと聞き入れてくれる
そういう人だから、こうして人が出来ないと諦めてしまいがちな夢を実現出来るのだろう

そして何よりご夫婦仲がものすごく良い
我が家もしっかりリスペクトしたいと心から想うのだった


太陽が昇り、雪の森が闇から可愛らしいピンクに彩られる




明るくなってログハウスの全景が見えた
目の前にはマッキンリーが聳える



厳しいデナリの冬を乗り切るための、命の火の素




仲良しで羨ましいのだ






つづく〜

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